朝食をしっかり食べる子は勉強が出来る?
先に答え言います。
朝食食べたからって、勉強が出来る様にはなりません。
「朝食をちゃんと食べる」という事実と「成績の良さ」に相関関係があっただけで、それは因果関係、つまり
「朝食を食べる」 ⇒ だから 「学力が向上する」
という事にはなりません。
これが相関と因果の違いです。
相関とは、言い替えれば2つの事象に「関連性がある」という事を示しているだけであって、一方が原因でもう一方が結果であるという「因果関係」を証明するモノにはなりません。
朝食と学力の相関を考えるのであれば、「朝食」というたった一つの事象にフォーカスするのではなく、「毎朝ちゃんと朝食を食べるという事はどういうことだろう?」という、その生活背景まで洞察していかなければなりません。
この「紛いモノの法則」の欠点・穴は、「朝食を毎朝ちゃんと食べるという事は、生活のリズムがしっかりしていたり、親がそういう躾をしていたり、夜更かしせずに朝ゆとりを持って朝食を食べる時間に起きてるって事かもしれないよね」という程度の事すらカバーしてないという事です。他に学力に影響を与える変数を無視して、分かり易い事象だけピックアップしても、真実の姿は見えてきません。
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